高齢者という定義が難しいのですが、今回のお題の意図する(私が経験上該当することが多かったと思われる)年齢は70歳以上です。
70歳以上の男性が急に体をかゆがり出した。赤い皮疹がたくさん出てきた。かゆい以外は体調に変化はない。
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ワサビの花 このあとおひたしに
今年初カヌーです
圧倒的な緑と青にホーホケキョがこだましてました
おとなりからいただいたボタン 豪華絢爛です
爪を押すと痛む 押さなくても痛むことがある 何かできている感じがする
皮膚にはいろいろな種類のできもの(腫瘍:しゅよう)ができます。なお、医学的に「腫瘍」というのは、何かの細胞が増えてかたまりになったものを指します。腫瘍には良性と悪性(転移を起こしたり、まわりの正常組織を壊すなどの問題を起こすもの)があります。腫瘍=悪性ではありません。皮膚の腫瘍の中には痛みを発するものがあります。痛みがあると非常に心配しますが、多くは良性です。痛い皮膚腫瘍で有名なのが爪の下にできる「グロームス腫瘍」というやつです。
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痛い皮膚腫瘍
ゴールデンウイークですね。久しぶりに昨夜はフライを巻いて(眼が疲れた)、今朝近所の管理釣り場へ。一部をキープさせてもらいました。
ハーブをたくさん腹に詰めて酒蒸しに
完食
汗をかくと皮膚がピリピリする、チクチクする
この2-3日は全国的に気温が高く、初夏のようです。今宵は家の周囲でカエルの合唱が始まりました。さて、軽い運動やシャワーや入浴など、体が温まると皮膚がチクチクしたり、ピリピリして、続いて体にかゆい赤いぶつぶつが出る方がいます。コリン性蕁麻疹といいます。汗が出にくくなっているかもしれません。
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急に汗がでなくなった
今日は市内の高台にある公園で(ちょっと遅めの)職場のお花見です。
焼肉と焼きそばとマシュマロ焼き
たくさん集まってくれました
花見の幹事を始めて四半世紀経ちました
メラノーマの最新情報
昨年からメラノーマの新しい薬が出始めました。編集を依頼されていたメラノーマの特集号が発刊されました。国内のエキスパートの先生方に加え、メラノーマの患者会の方にも執筆をお願いしました。また、いくつかの新薬は米国で先行して使用されていたため、米国の腫瘍内科医(抗がん剤による治療を専門に行う)の先生方に、「米国の現場から」と題して、実地的なところを解説してもらいました。良い時期にこのような特集を組ませてくださった関係者の方と執筆してくださった方々に感謝です。
MB Derma.No.230(2015年4月号) メラノーマ最新情報
ウイーンに来ました
染毛剤(料)の見分け方
4月も1/3が過ぎました。当地は桜が満開です。越冬した野沢菜やルッコラが背を伸ばし、花をつけ始めました。
資生堂から医療者向けに送られてきた「化粧品の基礎知識、第3版」を読みました。毛染めに使用する染料についてとてもわかりやすく書いてあったので紹介します。
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花壇
山椒の芽
桜が満開です
先に歯に金属が入っているとピアスにかぶれない?
前の記事で、乳児期からピーナッツを食べさせたほうがピーナッツアレルギーになりにくいという研究を紹介しました。
ピアスでかぶれる方がいます。金属アレルギーの原因はニッケルやクロムが多いですが、貴金属でかぶれる方もいます。
以前から、歯に金属が先に入っている方はピアスによる金属アレルギーになりにくいという話があります。
そこで何年か前からピアスでかぶれる(ちゃんとした?金属アレルギー)方に「歯に金属はいってます?」と聞いています。かなりの確率で「虫歯で歯医者に行ったことはありません。」という返事が返ってきます。最近は調子に乗って「これまで歯医者に行ったことないでしょ?」と聞いています。
先に口の粘膜から金属が吸収されていたほうが金属のアレルギーになりにくいのでしょうか?わかりません。でも、粘膜吸収とアレルギーの予防との関係は興味があります。医学用語では免疫学的寛容といいます。
かみさん作
赤ちゃんの早い時期にいろいろ食べてしまったほうがアレルギーになりにくいのか?
生後11か月までにピーナッツを食べ始めた群は5歳まで食べなかった群より5歳時点でのピーナッツアレルギーが少ないというリポートが今月の初めのThe New England Journal of Medicineという医学雑誌に出ました。早く食べ始めたほうが食物アレルギーになりにくいということでしょうか?
記事名:Randomized Trial of Peanut Consumption in Infants at Risk for Peanut Allergy
手荒れ 利き腕ではないほうの手のほうが症状が強い
かぶれ(接触皮膚炎:せっしょくひふえん)は原因となるものに触ってなるため、触ることの多い(よく使う)部位に一番強く症状が出ます。右利きなら右手の親指と人差し指がいちばん荒れやすい部位です。右利きなのに左手の症状が強い場合はなぜそんなことが起きるのか考えます。
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化粧品によるかぶれ
皮膚科受診を勧める口内炎
3月も半ば、春の気配がそこらじゅうに感じられます。更新が滞っています。今日のお題は「口内炎」です。
ありふれた病気であり、1個か2個で、1週間ほどで治るようなら特に心配はありませんが(うっとうしいですが)、皮膚に受診してもらったほうがよい症状についてまとめてみます。
こんな症状があったら皮膚科へ・・・
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渡来人が持ってきたもの(ベーチェット病)