庭のミョウガが先週から枯れ始めました。例年より1か月ぐらい早い感じがします。今朝も結構肌寒い感じがしました。
この時期になると、通院されている強皮症などの血行が悪い患者さんには寒さ対策をそろそろ始めましょうか、と確認します。
以前何度も記事にしましたが、寒いと手の指がなんとなく腫れぼったい、指をぴんと伸ばすと指が白くなる、甘皮(爪の上皮)が長い、甘皮に黒い点々(赤い点々、出血です)がある。というような症状がある方は、強皮症などの膠原病の可能性がありあます。手にしか症状がなく、何年も前からあって、あまり変化しない(良くも悪くもならない)方も多いと思いますが、一度皮膚科にかかることをお勧めします。
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ブラウントラウト
旬のイチジクを生ハムといただきます
ロキソニンとデング熱
商標名ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)はとてもよく使われる鎮痛剤です。効きが良いので私も時々飲みます。日本で鎮痛剤の売り上げに占める割合も高いと思います。
今朝のニュースで、デング熱にロキソニンを使うとデング熱による出血傾向が増強するので注意が必要であるとのコメントが出ていました。UpToDateといういつも参照するWeb版英語教科書で確認してみました。
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キノコを探して近所の里山へ いきなり軍手にひっついた種
ちょっと遅かったけどイグチが結構取れました
Sep15,2014の夕方 なかなか見られないみごとな夕焼けでした
メラノサイトのお母さんはどこに隠れているのか?
メラノサイトは色素細胞のことで、メラニンを作っています。紫外線に当たると皮膚の細胞が痛むのでメラニンをメラノサイトからもらって自分の細胞の核の上に置きます。日傘になります。皮膚の表面は表皮細胞が石垣のように積み重なって数㎜程の厚みを作っています。外(死の世界)と内(生の世界)を隔てる役目をしています。この表皮細胞の層の一番下層の細胞(基底細胞)が分化して上方に移動しながら表皮を作りますが、この基底細胞の間にメラノサイトがポツン、ポツンと存在しています。これから表皮を作らなければならない表皮(基底)細胞を紫外線から守るためのメラニンを供給するためです。
さて、ヤケドなどで表皮全層が死んでしまうことがあります。でもあまり深くまで痛んでいなければ皮膚は再生します。どこから再生するかというと、毛から表皮細胞が広がってきます。毛は成長の時期は深くまで伸びますが、お休みの時期は浅いところまで毛根が上がってきます。この一番毛根が上がってくる部位より少し浅いところに毛を立たせる筋肉がついている部分があります。ここに表皮細胞の母(幹細胞、ステムセル)がいます。実はメラノサイトの母もこの部位にいます。
前線(表皮)に母がいると、いったん事あれば一族郎党が全滅してしまう危険があるので、ちょっと深いところに隠れているのかもしれません。
しかし、体の中にはもともと毛がない部位があります。手の平(手掌:しゅしょう)や足の裏(足底)です。手の平や足底はもともと色は薄いですが、メラノサイトはいます。毛のないこのような部位ではメラノサイトの母はどこに隠れればよいのでしょうか?表皮から深い部位にトンネルのように伸びる組織は毛の他にもう一つあります。エックリン汗腺です。エックリン汗腺は表皮から導管が伸びて皮下脂肪が表れる位置で汗を分泌する部位(分泌部)で終わります。分泌部の周囲にの血管から水分とともにいろいろな老廃物をもらって汗として表皮表面に送り出します。汗はおしっこのようなものであり、汗腺は腎臓に似ているかもしれません。
手足のメラノサイトの隠れ場所は?
話が長くなりました。
そうですエックリン汗腺の分泌部じゃないか?というのがこの論文です。
A melanocyte-melanoma precursor niche in sweat glands of volar skin
エピガスランタンの上で香木を焚いてみました。火力の調節ができてけっこういいかも。
日本癌治療学会
今年は夏の横浜で開催されました。普段は10月ごろなので暑さが心配でしたが、気温が低くて夜は少し肌寒く感じることもありました。昨年に続き、今年もメラノーマのシンポジウムは会場がいっぱいになり、一部立ち見の方も出ました。ありがたいことです。これまた昨年と同様に、自分の講演前に座長の先生から「こんなに会場に聴衆がいることについてどう思いますか?」と聞かれましたので、「大変ありがたいことで、自信になります」というような言葉を返しました。その後、座長の先生はおもむろに聴衆の方々に向かって写真撮影の許可をもらって、座長席から人でいっぱいの会場を撮らせてもらっていました。とても先生の人柄が表れていて、会場がなんだかなごやかな雰囲気に包まれました(と私は感じました)。なんとなくゆったりとした気持ちで自分の講演に入れました。
今日は8月最後の日曜日です。今月はずっと雨が降っていた感じがしますね。
‐かんがへて飲み始めたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ‐ 牧水
生まれたばかりの赤ちゃんの頭に丸いはげがある
生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)にはいろいろな皮膚の変化がみられます。診断と治療を急ぐ必要のある症状はきわめてまれですが、やはり親御さんにとっては心配になりますね。ほとんどは入院している間か退院早期に(産科や小児科の先生が必要と判断すれば)皮膚科を紹介されることが多いと思います。
今回は部分的な脱毛が赤ちゃんに認められたときに考える疾患について。
雨が続き、PCとにらめっこしていた夏休みは今日でおしまいです ちょっと外に出たくなり、わが町にある伊東豊雄さん設計の建築物をじっくり見てみようと出かけました。
催し物がないのでロビーには誰もいません。静かです。象嵌ガラスから光が入ってきれいです。
屋上です
玄関です これからサイトウキネンフェスティバル(名前が変わるようですが)が始まります。
The hot never bothered me anyway
帯状疱疹の治療
首や脇に1-3㎜程度の茶色のやわらかいイボがたくさんできている
首の付け根、おっぱいの下、わきの下(脇、腋)、股の付け根にポリープ状(基がくびれた風船状)の小さいやわらかいイボがたくさんできている。アクロコルドン、軟性線維腫、スキンタグ、などと呼ばれている良性のイボです。中高年にはとても多い皮膚の症状です。ウイルス性のイボとちがってうつりませんが、多発します。服を着替える時などにひっかかって血が出る場合があります。美容的に治療を希望して受診される方もいます。
今回は、この首のまわりのイボとメタボリック症候群との関係について。
関連記事:首のまわりに白いイボがたくさんできている
久々に家で週末 夏になってました 海の日に今シーズン初の万水川、蓼川経由、犀川へ
蓼川(これは2週前) 大雨で土砂が流れ込み、水草は泥の下になってました
犀川 たまに釣り人、ときどき鷺
スネにかゆい皮膚炎ができた
今回はすね(脛、下腿)にできるかゆい皮疹について。
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頭にぶつぶつができてかゆい
3年前に中学の同級会でもらったユリが今年も咲きました
皮膚科学会総会でPMDAのブースに寄ったときにいただいたハーブのセットです。うまく芽が出て育っています。