日焼け止め サンスクリーン剤の選び方 2016

ゴールデンウイークも今日でおしまいですね。当地は風は強かったものの天気の良い日が多かったように思います。今回は時季ネタで簡単な日焼け止め(サンスクリーン剤)の選び方です。米国の米国環境ワーキンググループ(the Enviromental Working Group, EWG)からの注意喚起についても触れます。

日焼け止めは今まで何度も記事にしてきたテーマです(古い記事は内容が正確でないものがあるかもしれません)。日焼け止めはどこに塗る(2007)、サンスクリーン剤の成分(2008)、サンスクリーン剤の成分の安全性(2008)、日焼け止めの選び方(2010)サンオイルって何が入っているんだ?(2012)、サンスクリーン剤の量と効果(2012)、サンスクリーン剤の容器ラベルの見方(2013)

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ゴールデンウイークも最終日は観光客の数もだいぶ少なくなりました。明日からまた日常が始まりますね。カヌーのついでに2種類の日焼け止めの効き具合を試してみました。

まず簡単な選び方から(個人的な使用経験に基づく感想です)

ポイント1(選び方) 容器にはいろいろ書かれていますが、「SPF」(紫外線B,UVBに対する防御効果・・UVBは皮膚に赤みや水疱を作る最も強い紫外線です)という文字と数字を探します。日焼け止めは主に屋外活動時に使用することが多いので、SPF20以上、個人的には30以上をお勧めします。”肌にやさしい” ”00成分配合”・・・など他にいろいろ書いてありますが、あまり気にしなくてよいです。PAというUVAの防御効果(紫外線A:Bよりエネルギーは弱いが、色が黒くなったり、しわの原因になったりします)が+から++++の表示もありますが、SPFが30以上なら普通はPAの+の数も多いので気にしなくて良いと思います。

ポイント2(塗り方) これは大事です。SPF表示の数字はかなり厚く塗って出した数字です。実際私たちはメーカーが検査時に塗った量の1/4から1/2しか塗ってないようです。厚塗りすると白くなるので薄く塗りたくなるのは当然です。薄く塗った場合は、SPFの数値は最大で表示の1/10程度に落ちてしまうようです。おすすめは重ね塗りです。個人的には顔など、月曜日に真っ赤な顔で出勤したくない場合は3回塗ります。

ポイント3(ノンケミカルと防水について) かぶれ安い方はノンケミカル(吸収剤なし)を選ぶといいと思います。ただ白くなります。防水については汗を多くかく、あるいは水をかぶるスポーツでは有効かもしれません。

SPFは高ければ高いほどよいのか?・・・結論を言えばSPF50で紫外線の防御効果は98%、SPF100で99%とのことです(米国の米国環境ワーキンググループ(the Enviromental Working Group, EWG)。効果にそれほど差はないのに、SPFの数字を高くして広告効果を高めている(また実際に検証してみると表記された数字ほどの効果が出なかった製品も少なくない)、という批判(上記EWGより)から、オーストラリアでは上限が30、日本では50、が数値の上限になっています。

さて、私の今GW中のカヌー時(晴天、午後11時から14時、自転車40分、カヌー1時間半、首から下は水をかぶる、顔は汗をかく、長袖短パン、紫外線には弱い皮膚のタイプですぐ赤くなる、少し茶色になる)での検証(えらそうに聞こえたら失礼)では、SPF50、ノンケミカル、防水(アクセーヌ)の3度塗では、太ももがうっすら赤くなったのみ(カヌー後、顔は赤くはないがサンスクリーン剤のファンデーション色がムラに残り、見た目はちょっと?でしたが)でした。次にSPF32、非ノンケミカル、非防水(ノブ)の3度塗では、太ももが少し赤くなり、鼻も少し赤くなりました。また顔全体が赤くはないが少しヒリヒリする感じは残りました。

個人的な印象:SPF30以上あれば、まあまあOKでしょう。登山などでさらに強度な紫外線防御が必要な場合はSPF最大値50を選ぶとよいかもしれません。利益相反(COI)(今回紹介したアクセーヌとノブからの利益供与):サンプルをもらっています。

「日焼け止め サンスクリーン剤の選び方 2016」への2件のフィードバック

  1. 5/10 家の周囲でカエルの大合唱が始まりました。去年に比べて10日ほど遅いようです。桜の開花が早く、気温の高い日が続いていましたが、生物の季節は単純ではないようです。

    1. お久しぶりです。札幌もまだまだ寒い日もありいますが、少しずつ初夏に向かっています。
      我が家もみんな変わりなく過ごしてます。

      先日珍しく宏明から電話が2~3度ありました。(勿論酔ってましたが)みんなに会いたいと申してました。
      宇原は、とても忙しいので連絡してないと ちょっとだけ寂しそうでした。 
      たわいのない近況報告でした。
      体に気をつけて お仕事頑張って下さい。

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