食物や蜂のアレルギー(アナフィラキシー)が起きたときの緊急措置としてエピペンが保険適用になってしばらく経ちました。このブログでも何回か取り上げています。難しいのは、どのタイミングで注射すればよいのか、という点です。「食物アレルギーの診療の手引き2011」では、グレイド3以上(喉の締め付け感や繰り返す嘔吐)以上でエピペンを打つようにと書かれています。これまで唯一の指標でした。今年7月に小児アレルギー学会からエピペンを使用すべき症状について、わかりやすい内容で公開されました。小児アレルギー学会からエピペンを使用すべき症状
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エピペンが保険適用になった
蜂に刺された どうする?
大型の台風が通過しました。
I先生にいただいた故郷の地酒・遠藤酒造の秋吟+自家製冥加の漬物
見たことのない幼虫が塀にいました きれいです
両手がしびれる 痛い 夜中や明け方に症状が強くて目が覚める
両手がしびれる 痛い 夜中や明け方に症状が強くて目が覚める
手を振ったり、握ったりすると痛みが少しやわらぐ
最初は指だけだったのに腕の方まで痛くなってきた
更年期以後の女性や透析中の方
手根管症候群かもしれません
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手や足が痛い、熱い
高齢の女性の太ももの内側がしびれている、痛む
夏の名残です
刺され方で虫の種類がわかるか?
夏の終わりには吸血する虫たちが活発になります。いつ刺されたかわからないのにどんどん腫れてくる場合があります。どんな虫にさされのか?刺された時の痛みやかゆみや皮膚の症状で虫の種類がわかるといいのですが。ある程度予測できるかもしれません。
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家族みんなが蚊に刺されたのに反応が違うのはなぜ?
今晩はちょっと涼しく、庭には虫の声。秋です。蚊を追い払いながら炭火とランタン
夜のひまわり 今年は種をまきすぎてひまわりだらけになりました
自家製ピザです バジルはご近所からのいただきもの
皮膚の下にしこりがある つまんだり物に当たったりすると痛む たくさんある
情熱と愛を持って日本皮膚悪性腫瘍学会
40度越えの甲府からもどってきました。甲府を出るときの車の計器に表示された車外気温は43度でした。
日本皮膚悪性腫瘍学会は文字通り皮膚がんの診断や治療について討議する研究会です。昔ほどではないですが、診断や治療法についてけっこう厳しいご意見をいただける会です。でも、自分では気づかなかった問題点を指摘され、(もちろん納得できない点もありますが)、来週からの診療に生かすことができます。自分の施設のレベルや問題点を知ることができます。出席するようになって四半世紀が経ちました。自分にとっては一番親しみを感じる学会でしょうか。
皮膚がんの専門医を増やすための医師向け宣伝用ブースも今年から開設されました。一般の方がほくろを見てください、と立ち寄ったり、道を聞かれたり、となかなか広い業務をこなしていました。会議が終わる最終日の午後3時過ぎになると、なんとなくほっとした雰囲気がただよい、ちょっとした寂しさも感じます。また来年。
朝顔が満開です
パッションフルーツの花 秋からの2度目の結実に期待
自家製パッションフルーツ おいしかった
局所多汗と塩化アルミニウム水溶液
お年寄り 糖尿病の方 食欲がない 熱がある 風邪か?
お年寄りや糖尿病の方は、いろいろな病気にかかりやすくなります。
今朝から食欲がない、高熱が出た、体調が悪い。肺や尿路の感染症などを疑って検査をしても特に異常はない。
そんなときは必ず陰部や膝から下(脛、すね、足)を見てください。赤くなっていたら蜂窩織炎や丹毒です。本人も気づいていないことがよくあります。抗生物質による治療が必要です。特に丹毒は溶連菌(ヨウレン菌)という恐ろしい菌で起きるので命に関わることがあります。感染が筋膜や筋肉に起こると壊死性筋膜炎やガス壊疽です。この場合は早急な対応が必要になります。対応が遅れると命を失う危険性があるからです。関連記事:すねが赤くなって痛い、熱もある(蜂窩織炎、丹毒)
見てきました。風がたくさん吹いていて、涙が出ました。
お山の診療所2013
8th World Congress of Melanoma
メラノーマの会議も3日目が終わりました。ドイツに来てからずっと晴れています。初夏のような天気が続いています。こちらに留学していた先生のお話では、こんなによい天気が続くことは初めてだそうです。天気がよいと街のイメージはそれだけでよくなりますね。ハンブルグはいい街だなぁ。
ホテル前でブログ更新中 夕方6時を過ぎても日中のようです 9時を過ぎると夕方という感じでしょうか 今晩の風は昨日までと違って少し冷たく、なんとなく秋の気配を感じさせます
さて、この会議は3年毎に開かれますが、3年前とは内容がずいぶん変わりました。2年前には全くなかった(2年前というより40年間なかったのですが)メラノーマの新薬がどんどん出てきたからです。今回の会議では先日のシカゴで開かれたASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表された内容の紹介のセッションも多くありました。多くはすでに知っている内容でしたが、復習になりましたし、ヨーロッパの先生たちがどのように新薬の効果について考えているのか、ということが少しわかって良かったと思います。新薬の登場に舞い上がらないように、慎重に評価し、使い方を決めていかないといけないと思いました。
国際学会は過去にお会いした先生との再会も楽しみのひとつです。5月末にソウルでお会いした韓国の先生方にもお会いできました。個人的な感想ですが、参加者の9割が西洋の方(表現が?ですか)ですので、黄色人種というだけで同郷のような親近感を感じます。韓国からの出席者10名程度、日本から10数名。ガラパゴス化しないように外に出ていかないといけないと思いました。
顔のシミ それは本当に肝斑ですか
前回の記事の続きです。顔にできるシミのいろいろと治療法についてです。特に肝斑やソバカスと間違えやすいものについて
参考文献はこちら
朝の散歩 学会会場へ行く途中の運河を渡る橋の上から 奥は支庁舎 昨晩はこの地下のレストランで夕食をとりました ソーセージもビールもワインもおいしかった